当ブログにて院内のことを分かりやすくをモットーに伝えていけたらと思います。
第7回目の記事は血圧の測り方・蓄尿についてです。
《血圧について》
当院では血圧が高めの患者さんに対して血圧の記録を付けていただくようにお願いすることがあります。家庭内に血圧計がある場合は朝2回、夜2回で測って頂く場合が多いです。その際、血圧を測るタイミングについて説明したいと思います。
血圧を測るタイミングは、
【朝】
起きてすぐ、30分以内が目安です。
トイレに行きたい場合はトイレだけ済ませてゆっくりとテーブルなどにつき、測ります。
1回目を測ったあとは続けて2回目を測って頂いても大丈夫です。
【夜】
寝る前が目安です。
ランニングなどの激しい運動や飲酒直後、お風呂に入ったすぐ後などは避け、できるだけ平常時に測ってください。
1回目を測ったあとは続けて2回目を測って頂いても大丈夫です。
記録を付けられたらご来院時に受付にお預けまたは診察室にて医師に渡してください。
血圧を正常な値に管理することは様々な病気を引き起こしたり、悪化させることを防ぐ重要な意味を持ちます。
日々の測定は少し手間ですが、記録を付けられることはおすすめです。
《蓄尿について》
当院では24時間分の尿を貯めて、お持ちいただく蓄尿をお願いすることがあります。
その方法について説明できたらと思います。
まず、蓄尿をする場合は24時間分の尿を全て保存することが必要になるために、外出時もトイレなどで流してはいけないということが注意点です。そのために外出時は尿を持ち帰れるか、短時間にとどめトイレを使わないことが出来るなどの工夫が必要になります。
蓄尿は朝から開始します。
起きてすぐの尿は捨ててください。それ以降の尿から貯めることになります。
その際に時間を覚えておいてください。起きてすぐの排尿が朝7時でしたら翌朝の7時までが蓄尿の時間となります。
翌朝の7時、尿意がなくても出して貯めたところで終了です。
尿を貯める容器はペットボトルなどご家庭にある容器を洗って綺麗にしたものを使って頂いて大丈夫です。
毎回の尿は使い捨ての紙コップなどで取り、2リットルのペットボトルなどに移して貯める方が多いです。
紙コップからペットボトルに移す場合は紙コップの口を注ぎやすいように折って尖らせると便利です。
貯めた尿は冷暗所に保存して、当院には午前中にお持ちください。
蓄尿をすることで1日の尿中に排出されるたんぱく質の量を測ることができ、それが腎炎の診断に重要な場合があります。
★4月24日(金)の午後診、5月21日(木)、5月30日(土)は学会参加のため、休診いたします。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い申し上げます。
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